気候予測センター(CPC:Climate Prediction Center)は13日、エルニーニョ現象が一段と強まっており、北半球で2026年秋から冬にかけて「非常に強い」事象となる確率が90%を超えていると発表しました。「26年10-12月期には、1950年以降の過去のエルニーニョを上回る歴史的な強さとなる確率が69%ある」とみています。(ロイター通信)雨日本の気象庁も10日、エルニーニョ現象が北半球の冬から27年初めにかけて継続する確率は100%との見通しを公表しました。
雪エルニーニョ現象が与える一般的な影響として、日本付近では「西高東低の冬型の気圧配置が弱まり、寒気が南下しにくくなる(暖冬・少雪傾向)」特徴があります。しかし、エルニーニョ下においても「標高が高いエリア」「季節風の通り道」「日本海からの雪雲が直接ぶつかる山脈の風上(西~北西斜面)」といった地形的(地政学的・地学的)な好条件を備えた地域は、暖冬下でも安定して雪が降り積もります。
エルニーニョに強いスキー場
1.群馬県
谷川岳連峰の麓
越後山脈を越えてくる強い北西風が一番最初にぶつかるエリア。
- 谷川岳天神平スキー場(人工降雪機:無)▲
- 宝台樹スキー場(人工降雪機:有)顔(笑)
2.長野県
志賀高原・横手山エリア
日本最高標高(横手山山頂は2,307m)
- 横手山・渋峠スキー場(人工降雪機:有)顔(笑)
北アルプスエリア - 白馬八方尾根スキー場(人工降雪機:無)▲インバウンド密集地
- 野沢温泉スキー場(人工降雪機:有)顔(笑)インバウンド密集地
3.新潟県
妙高山・斑尾
- ロッテアライリゾートスキー場▲
- 妙高杉ノ原スキー場
- 赤倉観光リゾートスキー場顔(笑)
湯沢・魚沼の奥地(関越道最奥部)
- かぐらスキー場(人工降雪機:無)顔(笑)
4.岩手県
奥羽山脈
秋田県境の奥羽山脈の窪地・風抜けに位置し、日本海から吹き込む西風が山塊にぶつかることで局地的な豪雪地帯。
- 夏油高原スキー場(人工降雪機:無)顔(笑)
八幡平・安比エリア
緯度が高く、かつ奥羽山脈の北部に位置 - 安比高原スキー場(人工降雪機:有)顔(笑)
- 八幡平リゾートスキー場(人工降雪機:無)
5.北海道
日本海側・後志
対馬暖流からの水蒸気供給と石狩湾からのシアーライン(風のぶつかり)により、大量の雪雲が発生
- ニセコモイワスキー場(人工降雪機:無)顔(笑)
- 札幌国際スキー場(人工降雪機:有)顔(笑)
過去の起きた2014年から2016年にかけて海水温が3.1度上昇したときスーパーエルニーニョ現象が起きていますが、このとき雫石スキー場がオープンしたのは12月26日で、上部コース限定でオープンしたようです。今年はかなり厳しいかもしれません。
<参照>
・ロイター通信
・CPC EL NIÑO/SOUTHERN OSCILLATION (ENSO) DIAGNOSTIC DISCUSSION
・気象庁 エルニーニョ現象発生時の12~2月(北半球の冬)の天候の特徴


