RECON 120 BOASKIBOOTS

BOAは、スノーボーダー、サーファー、起業家そして真のパイオニアであるGary Hammerslag(ゲイリー・ハンマースラグ)によって2001年に設立されました。ゲイリーは、スティームボートに移った後は、スノーボードを楽しんでいましたが、従来の靴ひもでは正確なフィット感が得られないことに気づき、現在のBOAフィットシステムを作り上げました。

BOAフィットシステム

「BOAフィットシステム」は、いかに素早く万全な状態にブーツをフィットさせるかを実現したシステムで、スノーボードのブーツからランニング、サイクリング、ゴルフなど様々な分野で、世界中のブランドパートナーの製品に搭載され、最高のギアを作り上げています。スキーブーツに搭載されたのは2023-2024モデルからで、K2、SALOMON 、ATOMIC、FISCHERの4社からBOA SKI BOOTSが発売されています。

アルペンスキーに特化した設計

2023-2024シーズンのスキーブーツでは、K2、SALOMON 、ATOMIC、FISCHERの4社がBOAフィットシステムを採用しました。もちろん各社スキーブーツの金型は異なりますので、自分の足形にあったメーカーを選べば、BOAフィットシステムの性能をより体感できると思います。

BOAフィットシステムのH+i1 は、微調節可能なダイヤルと軽量で非常に強力なレース(ケーブル)、それに低摩擦のレースガイド(留め具)の3つで構成されています。

K2 Recon 120 BOA スキーブーツは、バックルの代わりにBOAフィットシステムをカフ下部に搭載した新しいアルペンブーツです。熱成型が可能なこのブーツは、カフ部のシェル全体を包み込むように調節ができるので、従来のようにラストの幅別にブーツを作る必要がなくなりました。簡単なマルチフィットラストを採用したことで、より幅広い足型に対応するようになっています。レーシング用の25.5cmのラストには91mmというのもあります。私のラスト(足幅)は100mなので91㎜は狭すぎて窮屈ですが、K2のラストは97-104mmの幅があるので足が横から押しつけられることはありません。ひとダイヤルづつ微調整が可能で、締めたり緩めたりできます。解放したいときはダイヤルを引っ張ればOKです。

K2のSKIBOOTSの特徴は、4つの異なるPower Shellとブーツの後部に配置されたPOWERFUSE SPYNE(Y字型の補強材)でTPUの剛性を高め、甲部のソフトなTPUを配置することで、ハンズフリー・エントリー(HANDS FREE ENTRY)素早く簡単に足の出し入れができます。もうひとす、K2唯一の画期的なシェル形状であるAVICULAR PUNCH(舟状骨保護パンチ)を配置することで、舟状骨のあたりを防止してくれます。

参考