共通20時間券POWDER5ぐんまにアップグレード

Powder5

WINTER PLUSでは全国のスキー場の10月限定の早割リフト券が発売されています。神田小川町3丁目のsports paradiseと源喜堂書店に挟まれた地下1階に早割リフト券専門店 WINTERPLUS神田店があります。直接購入されるときは、よく使うお店ですが、クレジットカードで購入したいときはWebから購入することもできます。

毎年恒例ですが、東京から近く、パウダーが楽しめるスキー場と言えば、群馬県の中央分水嶺である谷川岳連峰の麓に位置するスキー場です。降雪の確率と積雪量は北アルプス連峰にも負けません。とりわけお勧めは宝台樹スキー場で、標高830mから1,400mに位置するスキー場で、1500mの第9クワッドリフトで頂上まで上がると標高は1,400m、ボトムで10㎝の降雪があれば、頂上付近は20㎝以上の新雪が期待できます。それに非圧雪の斜面が5つも用意されている希少なスキー場と言えます。

昨年まで発売されていた「POWDER4ぐんま」は今年に入りアップグレードして「POWDER5ぐんま」になりました。谷川岳から近い宝台樹スキー場、武尊山を中心に川場スキー場、オグナほたかスキー場、ホワイトワールド尾瀬岩鞍スキー場に、白根山の麓にある丸沼高原スキー場の5つのスキー場の共通リフト券が10時間券と20時間券で発売されています。

10月のこの時期なら14%オフで20時間券が特別価格15,500円で購入できます。

どのスキー場でもチケット売り場に並ぶことなく、直接リフトに直行して乗車することができるのは便利ですね。ICチケットはポケットに入れておけばゲートの器械が反応してくれます。時間券の仕組みは、初回ゲート通過から1時間経過し、次にゲートをくぐると再び1時間のカウントが始まります。1時間経過する前にゲートをくぐれば、次のカウントは始まらないので、昼食時や休憩を取ると良いでしょう。(新たにゲート通過しなければ、次のカウントは始まりません。)

ほうだいぎスキー場
急斜面の非圧雪コースが3本と、深雪が楽しめるコースがそれ以外に3本もある深雪の聖地ともいえるダイナミックなスキー場です。朝一番は1.2kmの緩斜面のロングランも楽しめます。

川場スキー場
武尊連峰の高手山の南斜面に面したスキー場で、標高は1290mから1870mと高く、雪の量も多いです。山頂からの3,300mのロングランが楽しめるスキー場でもあります。朝食権付のファーストトラック(2,000円/名)は魅力で平日は7時30分、週末は7時から出発できます。それに降雪時も立体駐車場があるので助かりますね。

オグナほたかスキー場
近隣に尾瀬岩鞍スキー場、丸沼高原スキー場、川場スキー場といった大規模なスキー場があり、比較的穴場的なスキー場で、トップは1820mと高く、谷川岳、武尊山を越える乾いた風が良質な雪を降らせます。3500mのダウンヒルコースは圧巻です。駐車料金が無料なのも良いですね。

ホワイトワールド尾瀬岩鞍スキー場
関東最大級のゲレンデ規模を誇るスキー場で、多彩なコースが魅力的です。とりわけななかまどコース(1,100m)は平均斜度14度最大斜度22度のロングランが楽しめる魅力的なコースです。ひとたび降雪に恵まれれば、国体男子コース(1,800m)の深雪は迫力があります。

丸沼高原スキー場
関東以北の最高峰「日光白根山」の山麓に広がるスキー場で、ボトム1,390mで2,000mの標高と上質の雪が魅力的なスキー場です。頂上からボトムまで4,000mのロングランが楽しめ、バイオレットコース(621m)は平均斜度12度、最大斜度25度の中斜面で非常に滑りやすく、ブルーコース(648m)は平均斜度9度の緩斜面ですが、練習にはもってこいのコースと言えます。それにゴールドコース(460m)はシングルリフトの平均斜度22度、最大斜度27度の中急斜面で、上級者の良い練習バーンと言えます。

寒冷地仕様の靴

VIBRAM ARCTIC GRIP

 私たちがスキーに行くときは、車で移動することが多いです。都心部から冬山用の登山靴を履いて移動される方もいるかもしれませんが、車の室内は非常に暖かく、こうした冬山用の靴は足の中が蒸れてしまうことがよくあります。車の中では車の操縦に支障のない、どちらかと言えば動きやすいカジュアルなシューズを履き、とは言え、降雪地に入って給油や休憩をするときは、車から降りるとき足を滑らせたくはないのが正直なところです。

 私は車の中で使うシューズは可動域がありカジュアルなものを選び、ひとたび凍結や降雪場所に出るときは、滑らないシューズを選んでいます。豪雪地帯に入り、雪が膝まで積もっているときなどは、車に予備の滑らない長靴を用意しておき、宿に駐車した車の雪下ろしなどにも活用しています。

 私はMERRELL(メレル)のCOLDPACK ICE+ MOC WATERPROOFを愛用しています。

WINTER SERIES
COLDPACK ICE+ MOC WATERPROOF
コールドパック アイスプラス モック ウォータープルーフ[メンズ]
型番: 49821_4522552163607
価格: ¥20,900(税込)

MERRELL(メレル)は、アメリカ合衆国ミシガン州ケント郡ロックフォードに本社を置くアウトドアブランドメーカーで、イタリアのソールメーカーであるVibram(ヴィブラム)社とMERRELLが2016年に滑りやすい凍結路面において、特殊なゴムの配合と緻密なアウトソールパターンにより優れたウィンターパフォーマンスグリップを発揮するMERRELLのVIBRAM  ARTCTIC GRIP(ビブラムアークティックグリップ)を開発しました。

VIBRAM ARCTIC GRIPは、ウェットアイスのために特別に設計され、冷たい路面、氷の上、雪の上でもグリップ力を向上させます。0℃に近づくと白から青に変化するサーモクロマティックラグが機能します。

私は普段ラストが3Eのシューズを履いているのですが、MERRELLは2Eなので0.5㎝アップかワンサイズ上げて履くと良いでしょう。実際に直営店に出向いて履き比べるのが一番安心です。

氷や雪の上でも滑らないシューズは他にもあります。

北海道に本社のある株式会社ミツウマのノースハイパーNo.887です。

靴幅: 3E
メイン素材: 合皮
表地: 合繊
■ワイズ:3E
■防水:靴底から4cm防水
■防滑:滑りにくい靴底で冬道にも対応
内寸:100mm
総丈:130mm
重量:約400g(片足26.0cmの場合)

こちらはラストが3Eで、防滑意匠ソールが施してあるので、安心できます。

さて豪雪地帯の宿舎に到着し、氷の上や降雪の中を歩いたり、車の雪卸しをするときは、滑らない長靴を車に積んでおくことを良いですね。

お勧めは株式会社ミツウマの長靴で、用途に合わせて用意しておくと良いでしょう。2022-2023カタログからご覧ください。

  • スマックNo.2031MU (大型・防滑ソール)
  • スマックNo.2020MU (防滑ソール)
  • フリスクライトNo.2038MUCE (軽量・大型・セラミックソール)
  • キャラウェイNo.2080MUCE (セラミックソール)
  • ネプトンNo.2090MUCE (セラミックソール)
  • ウインタースペックNo.2050MUCE (軽量・大型・インナーソックス・セラミックソール)

他にもダンロップモータースポーツのドルマンG326もお勧めです。

【ダンロップモータースポーツ】ドルマンG326
品番 BG326
価格 ¥8,800(税込)

紳士用防寒長靴で、軽量のインナー付きで、防寒裏地はフリース+ウレタンインナーソックスのダブル防寒なので暖かさを求めるのであれば、こちらがお勧めです。

モーグルの整地の再開発

信濃毎日新聞(9/17)に【独自】運営会社が10年間で5度目の交代 白馬さのさかスキー場 不動産関連企業が新規参入の記事が掲載されていました。

再生エネ企業は撤退
 北安曇郡白馬村の白馬さのさかスキー場を巡り、再生可能エネルギー事業などのブルーキャピタルマネジメント(東京)が運営から撤退し、不動産開発事業などのプラネット(同)グループが経営に乗り出したことが16日、分かった。運営会社の変更は過去約10年で5度目となり、ブルー社同様、プラネット社もスキー場経営は未経験。スキー客の低迷や少雪に新型コロナウイルス禍も重なる中、再建に向けた手腕が試される。

インバウント需要の取り込みに成功した八方尾根は、北アルプス連峰の山々に点在するスキー場をひとまとまりのスキーリゾートエリアと見立てて「HAKUBAVALLEY」というブランドを作り、世界中に売り込みをかけています。2017‐18年のコロナ前までは、新雪が豊富で、滞在費やリフト代も安く、村内にシャトルバスを周回させるなどいち早くインバウンドの需要に答えてきた甲斐あって、HAKUBA VALLEYを訪れた外国人スキー客数は、過去最高の33万人を突破しました。全体としては、2017-18シーズンの総来場者数が約155.5万人(前年比約3%増)で、うち、外国人スキー客数は約33万人(前年比約45%増)となり、総来場者数の約21%を外国人が占めているということがわかります。これを見てもわかるように、インバウンドによる急激な増加がもたらされたわけで、地元の観光協会の期待値も上がってきているわけです。併せて北京オリンピックが終わり、中国の富裕層(1.5億人)が日本の深雪を求めて来日しようとしているわけですから、鼻息が荒くなるのも無理はないように思います。

コロナ禍の影響でインバウンドの来場者数はここ3年ほど激減していますが、コロナ感染が終息に向かっていく中で、北海道のニセコ、ルスツや長野県の八方尾根は軒並み欧米並みのリフト料金に値上げをしています。欧米並みに値上げをしてもインバウンドの需要が見込めるか、従来通り日本人をターゲットにしつつインバウンドの需要に期待をするが分かれ道のように思えます。私見ですが、欧米並みの価格になると滞在に数は減少し、富裕層しか訪れなくなるでしょう。とはいえ雪の降る国ですから、比較的安い価格帯のスキー場へインバウンドがシフトしていくことは予想されます。

観光庁の国内観光旅行の動向に関する調査結果を見ると、国内スキー場全般で日本人のスキー客の85%は日帰りで、子連れ客が60%を占めています。比較的小規模のスキー場は、前提条件を日帰り客と子連れ客に焦点を合わせて設計するのが良いでしょう。例えば、日帰り客の場合は仮眠室の充実(カプセルホテル含む)やレストランと独立した休憩所(ブーツが脱げる)、室内大規模子供託児所(IKEAsmalandやHUGHUGなど)の充実などが必要になってきます。

さのさかスキー場ですが、豊かな森と湖に囲まれた白馬さのさかスキー場。全体の80%が初心~中級のバーンということや、冬の湖を真正面に見てすべることが出来るコースもあり、ゆっくりとスキーを楽しみたい人やファミリーに人気のスキー場です。また、白馬さのさかスキー場には国内屈指のモーグルバーンも整備されています。

フリースタイルやモーグルの選手を養成するためには、小学生のころから体験学習を通じて、育成していかなければいけません。その意味では、ターゲットとなる日帰り客や子連れ客と相反しません。さのさかスキー場のレガシーでもある、モーグルを中心に、フリースタイル競技を対象にしたスキー場へシフトしていけるかが小さなスキー場が生き延びれるかどうかの選択のように思います。

リフトは再整備してロープトウに切りかえ、モーグル用のコース整備に特化させていきます。もちろんプロのモーグラ―が常駐し、経済的基礎を作れる環境整備をしていくことも大切ですね。例えばペンシルバニア州のCopper Mountain の Woodwardのような室内練習場やジャンプ台付きのプールの設置など、本格的なモーグル競技へスムーズに移行できる環境を作る等、年間を通じてモーグルに関われる環境整備にお金をかけたほうが良いかもしれません。エアに強い施設を周辺に作り、対象競技をスキー、スノーボード、スケートボードのフリースタイルそれにモーグル競技をメインに置きます。周辺の学校と提携し、小学校から高校までの全寮制一貫教育をインターナショナルスクールとし、将来競技選手以外の選択肢を作っておく、英語が喋れて、スノースポーツビジネスで仕事ができる人材を育成これらが相乗的に作用すると、面白いスキー場になりそうです。アメリカのテニスアカデミ―のような機能が持たせられると良いですね。

さてさのさかスキー場の改修工事ですが、オペレーションコストで群を抜いているJバーリフトやTバーリフトを復活させるのも一つの手です。第6ペアリフト、第1トリプルリフトはJバーリフトへ、第2クワッドリフトはTバーリフトへ、第3クワッドリフトはペアリフトへ変更します。第5ペアリフトは廃止します。そうすると回収工事費用は3~4億円に抑えることができます。

夏場はスキー場の斜面にアウトドアキャンプを配置し、湖周辺にはコテージを配置します。山岳地方の託児所ですから、クライミングやアスレチックをベースにすると良さそうです。子供が楽しく遊べるよう、子供を中心としたアスレチック(グリーニア/六甲山アスレチック)やフォレストアドベンチャー、カヤックや釣りなどを用意します。室内練習場や提携校の練習場として活用できれば、年間を通じて稼働するスキー場に生まれ変わることができると考えます。

いずれにしてもスキー場単体での再建を考えるより、マーケットを読み取りながら持続可能なビジネスモデルを作ることが大切ではないでしょうか。モーグルの整地として残しておいてほしいスキー場です。

SKIINSIDEへようこそ!

SKIINSIDE へようこそ。
このサイトは65歳を過ぎても楽しくスキーを楽しむための総合サイトです。
オーストリアのクルッケンハウザー教授からはスキーの優雅さを学びました。ホピヒラー教授からはスキーはシンプルな運動であることを学びました。何歳まで楽しく滑れるか、チャレンジです。