JAPOWイン北海道ルスツ編

 昨夜はまったく積もっていなかったので、7時に朝食を済ませて、7時45分モイワを出発、ルスツリゾートのイーストステーションまで約30㎞を約40分で移動、お昼ご飯はセブンイレブンでスチックバーを1本バッグに入れて、シニア券5時間券がWeb購入だと6,000円で、チケット売り場で買うと7,200円だったので、早速駐車場で手続き開始、無事にメールが届き、QRコードが入手できたので、TICKET PICK-UP BOXで発見してもらいました。

 今日の作戦は、当然外国人が多いので、彼らはツリーランに興じるだろうと、それもイゾラへ向かうだろうと予想しました。当然のことながらイースト第一ペアリフトは激混みだったので、イーストゴンドラ2号線でイーストの頂上へ向かいました。このゴンドラは今まで乗っていなかったんですよね。そしてスーパーイーストコース◆◆へ、コブが隠れてはいましたが、雪がモイワに比べて軽く15㎝程かぶっていたので、1本目の急斜面から雪質に感動でした。

 そのままフリコ沢を降りて、イゾラ第2クワッドリフトに乗り、イゾラグランコースをカフェテリアイゾラ2000のゴンドラ乗り場まで滑りました。皆さんイゾラスティームボードやヘブンリーコースそれに林間コースに流れていたのか、人もまばらで、圧雪ラインが残ったままの状態でいっきに下までのノンストップでした。気持ちよすぎです。

次にイゾラゴンドラで頂上まで行き、スティームボードAコースへ、朝一番は圧雪バーンのままで滑りごたえ満点でした。

次にヘブンリーキャニオンコース、これもいままで滑れなかったコースで気になっていたので、上から攻めてみました。降雪の後はパウダー三昧の場所になりそうですね。

 頂上からいままで滑れなかったヘブンリーキャニオンコース◆ここも荒れてはいましたが、雪が柔らかく難所で気持ちよかったです。再度イゾラ第3クワッドリフトで上がり、次はヘブンリースピリットコース◆を攻め、最後にイゾラ第4クワッドリフトで上がり、ヘブンリーリッジBコースをこれまたノンストップで滑りました。イゾラグランコースは午前中は最高のコンディションでした。イゾラDコースも一枚バーンで、このあとアクロス第2ペアでイーストに戻り、ビバルディコースとフーボルコース(初級コース)これがまったく荒らされてなくカービング三昧でした。延べ12本、良く滑りました。

 12時過ぎころから吹雪き始めたので、早めに切り上げ、15時30分に新千歳空港へ、チャックインしようとしたら20時30分の便は欠航扱い、10分後の16時20分発羽田行きなら変更可能ということで、急遽予定を切り上げ、飛行機に飛び乗りました。無事に帰れて来れて良かったです。5便欠航で残りは出発遅れになっていますね。

 スノーボードはボードの性質上滑走速度域がある程度制限されるので、圧雪バーンでカービングをさせるよりは、ツリーランのように浮遊感を味わうほうが楽しいんだろうと思います。フリースタイルのボードでカービングをさせるというのは、ファットスキーでカービングさせるようなものでしょうか。彼らは林の中を好む性質があるのかもしれません。ルスツリゾートスキー場はほぼ60%~70%が外国人で、アルペンスキーを履いている人を今回見ることができませんでした。アバランチの装備をして滑走禁止エリアを滑っていました。外国人が北海道に求めるスキー場はパウダーやツリーランなんですね。カービングスキーではありません。楽しみ方の違いがハッキリと見えてきました。それから驚いたのは、スイス人やイタリア人の観光客がスキーをしに北海道に来ています。スイス~~氷河スキー場まであるのにパウダーが滑れなくなっているのでしょうか。それから中国人の滑れる観光客も着実に増えてきていますね。まだレベルは高くないですし、ツリーランなどはしていませんが、増えてきていますね。
 私たちと違って、オーストラリア人をはじめとする外国人の休暇は10日間近くあります。なので低気圧が通り過ぎた後のパウダーがその10日間のどこかで来るんですね。滞在中にパウダーが滑れるわけです。だから何度も来るんですね。少しわかってきました。
 彼らからすれば「アルペンスキー競技?カービング?どこでやるの?だれが?」それより「ノンストップで1~2km滑る方が楽しくない?」「急斜面のパウダーを滑る方が楽しくない?」「ツリーラン楽しいよ!」ちゃんとアバランチの装備をして滑ってるんですね。
 今日ルスツリゾートでリフト本数12本以上約30㎞、全長1.2㎞~2.8㎞をノンストップで滑る気持ち良さは、内地ではなかなか味わえないですが、スキーの考え方を見直す必要があるかもしれません。